関東を拠点に重防食・防水塗料の製造・販売、ポリウレア・超速硬化ウレタン防水工事等を手掛けている菱洋株式会社でございます。
ポリウレアと超速硬化ウレタンは、速硬化性を持つ防水・防食材料として広く利用されていますが、寿命や耐久性などの特性には明確な違いがあります。以下に、両者の特徴、寿命、使用時の考慮点を詳しく解説します。
□ポリウレアの特徴とメリット
優れた柔軟性と強度
ポリウレアはグレードによって最大400%の伸び率を持ち、コンクリート基材の形状変化にも柔軟に対応できます。
超速硬化性
スプレー塗布によって1日で数百㎡の施工が可能で、硬化も数十秒から数分で完了するため、施工が非常に迅速です。
圧倒的な耐薬品・防食性
ポリウレアは複雑な劣化要因が重なる環境でも長時間基材を保護し続け、他のライニング材料と比較して優れた耐摩耗性を持っています。
高強度・高耐久性
耐摩耗性、耐薬品性、耐候性に優れ、過酷な環境でも性能を長期間維持できます。
無溶剤・無触媒
環境負荷が少なく、VOC（揮発性有機化合物）の発生がほとんどないため、環境に優しい材料です。
伸縮性
基材の動きやひび割れに追従できるため、衝撃や振動が加わる環境でも剥がれにくいです。
□超速硬化ウレタンの特徴とメリット
超速硬化性
このウレタンの最大の特長は、指触乾燥と硬化が非常に短時間で行えることです。ポリウレアほどではありませんが、一般的なウレタンより速く硬化し、施工時間の短縮が可能です。これにより、施工部位を短期間で仕上げることができ、複雑な形状や勾配部でも膜厚を確保できます。
塗膜物性
ウレタン塗膜防水材特有の追従性を持ち、引張強度や引裂強度に優れた防水層を形成します。
専用システムによる機械化施工
施工は専用の吹き付け施工のみで行われ、温度や流量が完全に管理され、均一で高品質な防水性を提供します。
優れた水密性と締まり性
シームレスな防水層を形成し、ジョイントがないため水密性が高いです。異なる仕様の組み合わせでも連続かつ一体化した防水層を形成します。
安全性
F☆☆☆☆を取得しており、トルエンやキシレンなどの溶剤を含まず、施工時には火気を使用しません。安全で安心な材料と施工方法です。
改修更新性
次回以降の改修はウレタン塗膜防水の塗重ねによる「オーバーレイ改修」が可能で、計画的なメンテナンスによって防水層の維持保全コストを大幅に低減できます。
□それぞれの適した用途
ポリウレア
スレート屋根・折板屋根・薬品タンク・防液堤・排水槽・各種化学プラント設備・工場床・駐車場・地下ピット・低温、冷凍倉庫・屋上防水・防液堤・コンクリート構造物
超速硬化ウレタン
屋上防水・地下防水・駐車場・コンクリート構造物・バルコニー・パイプライン・橋梁・トンネル・道路・プール防水
□寿命と耐久性の比較
ポリウレアの寿命
ポリウレアは一般的にポリウレタンよりも長寿命で、適切な環境下では数十年にわたって性能を維持できます。
ポリウレアの耐久性
紫外線、雨風、温度変化、化学物質に対して優れた耐久性を持ち、外的要因に左右されにくいです。
直射日光や頻繁な摩耗がある環境でも、ポリウレアは高い耐久性を発揮します。
ポリウレタンの寿命
ポリウレタンは種類が豊富で、柔らかいフォームから硬い素材まで存在し、寿命もそれぞれ異なります。しかし、高性能なポリウレタン製品でも、ポリウレアに比べると寿命は短くなることが多いです。
ポリウレタンの耐久性
温度変化、湿気、紫外線、化学物質などの外的要因によって劣化しやすく、特に屋外での使用では耐久性に制限があります。
□寿命に影響を与える要因
材料の品質
高品質の原材料を使用することで、どちらの材料も寿命が延びます。
施工方法
適切な施工がされていないと、期待される寿命よりも早く劣化する可能性があります。
使用環境
紫外線、温度、湿度、化学物質にさらされる頻度によって、寿命が大きく影響を受けます。
メンテナンス
定期的なメンテナンスは、材料の寿命を延ばすのに効果的です。
まとめ
ポリウレアとポリウレタンの寿命を直接比較することは難しいですが、一般的にはポリウレアの方が長寿命であると考えられています。しかし、実際の寿命は、材料の種類、使用環境、施工方法など、様々な要因によって大きく左右されます。
一般的にはポリウレアの方が高価ですが、長寿命でメンテナンス頻度が少ないため、長期的にはコストパフォーマンスが高い場合があります。
長寿命を求めるならばポリウレア、コストを重視するならポリウレタンといった選択が可能です。
□現地調査から施工管理まで、菱洋にお任せください
菱洋株式会社ではポリウレア施工、超速硬化ウレタン防水施工も対応しております。
これまで様々な現場で培ってきた経験と実績により、大規模な施設はもちろん、多種多様な施設・設備へご提案が可能です。お気軽にご相談ください。
□施工までの流れ
STEP 1. お問い合わせ
まずはお電話、メール、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。ご要望やお困りごと、見積り依頼・使用可否等、なんでもご相談ください。
STEP 2. 打ち合わせ・現地調査
専任の担当者が直接現場の調査に伺います。
STEP 3. プラン・お見積り
現地調査を基にお客様のご要望に合わせた材料・プランをご提案させていただきます。
STEP 4. ご契約
工事内容＆費用ともに、ご納得いただけましたらご契約を交わさせていただきます。
その際、工事のご説明、日程等、工事の打ち合わせをさせていただきます。
STEP 5. 着工立ち合い・施工開始
材料の手配から、足場の組み立て等、立ち合いまでに準備を行い、スムーズに施工を開始いたします。
STEP 6. 施工管理
工事終了まで責任を持って管理させていただきます。
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