関東を拠点に重防食・防水塗料の製造・販売、ポリウレア・超速硬化ウレタン防水工事、レーザーブラストクリーニング等を手掛けている菱洋株式会社でございます。
防水・防食の分野で注目を集める「ポリウレア」。
従来から使われてきた「ポリウレタン」とは同じイソシアネートをベースにしながら、結合の違いによって性能が大きく異なります。さらに両者を組み合わせた「ウレタンウレア(ハイブリッド)」という材料も存在します。今回はその結合の違いと特徴、そして注意すべき点について解説します。
□ポリウレタンの結合と特徴
ポリウレタンは、イソシアネート(–NCO)とポリオール(–OH)が反応し、C–O結合(ウレタン結合)を形成することで生成されます。
この結合は比較的安定しており、成形性や加工性に優れ、多様な分野で広く利用されてきました。
特徴
・加工しやすく、用途に応じて柔軟性から硬質まで調整できる
・コスト面で比較的有利
・防音・断熱・緩衝材など、幅広い分野で実績がある
ただし、水分や湿度に敏感で硬化不良が起こりやすいこと、紫外線で劣化しやすいこと、耐熱性・耐衝撃性に限界があることから、防食・防水といった過酷環境では性能が制約される場合があります。
□ポリウレアの結合と特徴
ポリウレアは、イソシアネートにアミン基(–NH₂)が反応し、C–N結合(ウレア結合)を形成します。
C–N結合はC–O結合よりも強固で、次のような特徴につながります。
特徴
・優れた柔軟性と強度
・100%疎水性で、水中でも硬化可能
・紫外線や水に強く、長期間安定した性能を維持
つまりポリウレアは、従来のポリウレタンの課題を克服した次世代の材料といえます。
□ウレタンウレア(ハイブリッド)とは?
ポリウレタンとポリウレアを組み合わせた製品はウレタンウレア(ハイブリッド)と呼ばれます。
構造的には、C–O結合(ウレタン結合)とC–N結合(ウレア結合)を併せ持っています。
特徴
・高品質なポリオールを用いることで、純ポリウレアの基本性能に加え、耐薬品性・難燃性などの特化性能を付与できる
・条件次第では純ポリウレア以上の性能を発揮する場合もある
注意点
低品質の原料を混用したウレタンウレアは、材料費が安価に抑えられる一方で性能も低下します。したがって、特性・試験データを十分に確認し、用途に適合した製品を選ぶことが不可欠です。
□菱洋株式会社「RCS JAPAN」
菱洋株式会社が展開する「RCS JAPAN」ブランドでは、純ポリウレアを中心に、施工現場の条件や求められる特性に応じた最適なグレードをご提案しております。
・あらゆる基材・環境に合わせた純ポリウレア
・特殊な環境下や用途に応じては高品質なウレタンウレア
単なる材料選定ではなく、試験データに基づいた信頼性あるご提案を通じて、お客様の課題解決に貢献してまいります。
□現地調査から施工管理まで、菱洋にお任せください
菱洋株式会社はポリウレアの施工業者として、数多くの実績があり、ビジネスパートナーの建設会社に設計や施工、またはその一部を外注する事はありません。専任の担当者が直接現場の調査から打ち合わせ、お見積り、設計、施工管理まで一貫体制で承りますので、安心してお任せください。これまで様々な現場で培ってきた経験と実績により、大規模な施設はもちろん、多種多様な施設・設備へご提案が可能です。ポリウレア施工だけでなく、超速硬化ウレタン防水施工、レーザーブラストクリーニング、大規模修繕工事も対応できます。お気軽にご相談ください。
□ポリウレア施工までの流れ
STEP 1. お問い合わせ
まずはお電話、メール、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。ご要望やお困りごと、見積り依頼・使用可否等、なんでもご相談ください。
STEP 2. 打ち合わせ・現地調査
専任の担当者が直接現場の調査に伺います。
STEP 3. プラン・お見積り
現地調査を基にお客様のご要望に合わせた材料・プランをご提案させていただきます。
STEP 4. ご契約
工事内容&費用ともに、ご納得いただけましたらご契約を交わさせていただきます。
その際、工事のご説明、日程等、工事の打ち合わせをさせていただきます。
STEP 5. 着工立ち合い・施工開始
材料の手配から、足場の組み立て等、立ち合いまでに準備を行い、スムーズに施工を開始いたします。
STEP 6. 施工管理
工事終了まで責任を持って管理させていただきます。
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